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SERPsとは?Googleアルゴリズムを理解して検索結果上位に表示させよう

SERPsとは?Googleアルゴリズムを理解して検索結果上位に表示させよう

2021.02.10
この記事の著者
山口駿
山口駿
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SERPとは?

SEO

SERPs(Search Engine Result Pages)とは、ユーザーが検索エンジンで検索を行った際に表示される検索結果画面のことです。SERPsには、ページタイトルとその説明文がGoogleのアルゴリズムに基づいて表示されます。この画面で上位表示されることはアクセス数のアップに繋がり、そのための施策がSEOです。

SERPsの上位に表示させるメリット

検索エンジンCTR

引用元:https://webtan.impress.co.jp/u/2020/06/01/36188

SERPsでWebページを上位に表示させると、より多くのユーザーからクリックされます。したがって、Googleのアルゴリズムを理解して、自社ブログやサイトを上位に表示させれば、効率的にプロモーションできます。

Googleの検索アルゴリズムを理解しよう

Googleは、検索キーワードに対して最適な情報を提供するために、検索順位を決めるルールや手順を設けており、検索結果を表示させる仕組みが構築されています。この仕組みを「検索アルゴリズム」と呼びます。何十万とあるWebページに対して検索順位のルールを設けているので、多くの要素が組み込まれています。ユーザーが求める情報は、日々変化しています。Googleもそれに伴い、検索アルゴリズムを日々更新しています。したがってSEOをするためには社会や文化の変化を捉え、時代に合わせたページの作成が必要です。

検索エンジンにおけるGoogleのシェア

引用元: Desktop Search Engine Market Share Japan | StatCounter Global Stats

Googleをはじめ、Yahoo!やBingなど様々な検索エンジンが日本ではよく知られています。しかし、世界や日本において、Googleは圧倒的シェアを誇ります。また、Yahoo! JapanはGoogleの検索アルゴリズムをほぼそのまま採用しています。つまり、SERPsで上位に表示させるということは、第一にGoogleについて理解する必要性があるのです。Googleが掲げる10の事実を知り、Googleの考え方について理解を深めていきましょう。

Googleが掲げる10の事実

Google社設立から数年後に策定され、今もなおこの10の事実を元に、アイデアやルールなどを設定されています。Googleの基本的な考え方が凝縮されています。『Googleが掲げる10の事実』は以下の通りです。

  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
  2. ひとつのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
  3. 遅いより速いほうがいい。
  4. ウェブ上の民主主義は機能する。
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
  7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
  8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
  9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
  10. 「すばらしい」では足りない。
    引用元:Google について | Google – Google

SERPsに表示されるまでの流れ

Googleが検索結果を表示するまでには、次の3ステップがあります。

①クローリング
②インデックス
③ランキング

それぞれ解説していきます。

①クローリング

クローリングとは、インターネットを通じてWebページの情報を取得することです。検索エンジンは、情報収集のために専用のクローラー(情報収集ロボット)を使って、Webページに含まれるリンクをたどって順番にWebページを確認しています。したがって、クローリングができないページ(IPアドレスによる閲覧制限がかかっている社内サイト、ログインしないと閲覧できない会員限定サイトなど)は、SERPsに表示されません。

また、クローラーがページを回れないようにWebページ運営者側で拒否すれば、クローラーがWebページを確認できないのでSERPsに表示されなくなります。具体的にはnoindexやrobots.txtによるクローラーの拒否の設定があり、実務上でもWebサイトの構築やリニューアルのときに間違ってこれらの設定を残してしまったがために、SEOでの集客が一切できなくなってしまうケースはたまに見かけます。

②インデックス

インデックスとは、クローラーが収集したデータを、データベースに保管する作業のことを指します。「公開したページがインデックスされた」などと表現します。ユーザーが検索キーワードを打ち込んだ際に、インデックスした情報を、データベースから探して表示させるという流れが生じます。

クローラーはユーザーにとって価値の合うものであるかを判断した上で、インデックスするかを決めています。質が低いコンテンツはインデックスされません。

③ランキング

ランキングとは、インデックスした情報をアルゴリズムに基づいて評価して順位を決めることです。アルゴリズムによってランキングは決まりますが、要素が非常に多く、また悪用されることを防ぐために正式にどんな内容であるかは明かされていません。

Googleとしては、ユーザーに満足してもらうことを一番重要であると考えているため、ユーザー目線に立ち、需要のあるコンテンツを提供できているか、不自由なくユーザーが閲覧することができるかなどを考慮した上で、ページを作成することで上位表示されやすくなります。

SERPs調査を使ったキーワード選定の手順

SERPs調査をキーワード選定作業の中で行った場合の流れを説明します。

キーワード選定全体の流れは以下のようになります。

  • 洗い出し
  • グルーピング
  • 絞り込み

関連するキーワードを幅広く洗い出し、検索意図などでキーワードをグルーピングした後、優先的に狙うキーワードに絞り込みます。このサイクルを繰り返して、優先度の高いキーワードの中で、新しい検索意図やニーズが出てこなくなれば、キーワード選定は完了です。

洗い出し

メインキーワードをいくつか決め、そのキーワードごとに関連キーワードを洗い出します。洗い出しについては、GoogleのキーワードプランナーやUbersuggestなどのツールを使うと簡単です。Ubersuggestはサジェストキーワードの月間検索回数を調べることができます。
また、SERPsの下に関連キーワードが表示されます。ユーザーのニーズに合わせたキーワードが表示されるため、そのキーワードも参考にします。

グルーピング

次に、洗い出したキーワードをニーズごとにグルーピングします。ユーザーのニーズごとにグルーピングをする際、キーワードごとの上位サイトを見ると、グルーピングの基準が分かりやすくなります。検索ユーザーがどんな情報を求めているのかをSERPsでチェックしたうえで、グルーピングを行いましょう。

絞り込み

グルーピングしたキーワードにおいて、上位を狙うものを選定しましょう。1つのページですべてのキーワードを上位に表示させることはできません。まずは、どのキーワードでSEOしていくのかを見極めるために、キーワードプランナーやUbersuggestでキーワードごとの検索ボリュームを調べましょう。次に、キーワードやその関連ワードの上位サイトを調べて、どのような情報が必要になるか、それらの情報を自社は保有していてコンテンツを作れそうかを確認します。

SERPsに表示される種類

通常の検索以外にも、ここに合わせた検索表示結果やおすすめのようなものが表示されることがあります。このように通常のSERPs以外にも、様々な機能やオプションが存在します。それぞれどのようなものがあるのかを紹介していきます。

リッチスニペット

FLIPPRER'S

通常テキストのみであるスニペットを発展させたもので、画像や動画、レビュー、評価などが該当します。

強調スニペット

強調スニペットとは、ユーザーのキーワード検索に対して端的に回答している部分が、Google検索結果画面の最上部に強調して表示される仕組みのことです。 キーワードをもっともよく説明しているとGoogleが判断した部分が勝手に選ばれて表示されます。

ユニバーサル検索

ユニバーサル検索

ユニバーサル検索とは、Webページ以外の検索結果のことを指し、画像、動画、地図、ニュースなどが該当します。

ローカルパック

ローカルパックとは、検索結果に表示される地図の部分です。検索している人の場所を接続元のIPアドレスから割り出して、場所にあわせて結果を出し分けています。

以下の画像の例は「東京そば」と検索していて表示される地図ですが、わざわざ東京と入れなくても「そば」とだけ入力すれば、もっとエリアを絞り込んだ近隣の蕎麦屋さんが地図と一緒に表示されます。もし旅行先などでお店を探しているなら地名をセットで入力することが必要ですが、もし家の近くのお店を探しているなら地名は不要です。

ローカルパック

ここに上位に表示させるためには、まずはGoogleマイビジネスにオーナーとして登録して、情報を充実させるところからはじめましょう。

パーソナライズド検索

パーソナライズド検索とは、ユーザーごとにSERPsに表示するWebページをカスタマイズする機能のことです。ユーザーの過去の行動によって、ニーズに合わせた検索結果を表示してくれます。

過去に検索したキーワードや、ユーザーが現在いる場所の情報に基づいて表示されるサイトが変わります。ローカルパックの部分だけではなく、1~10位に表示されるサイトの部分も検索する場所によって変わります。

ナレッジグラフ

ナレッジグラフ

人や作品などのあらゆる出来事について、基本情報を検索結果に表示する機能のことを指します。ユーザーが知りたい情報を瞬時に把握することができることがナレッジグラフのメリットの一つです。

Google Discover

モバイル化に伴うアップデートの際に追加された機能です。Google Discoverとは、Googleアプリのホーム画面などでのユーザーへのコンテンツのリコメンド機能のことを指します。ユーザーの検索キーワードなどの行動履歴に応じて、以下の画像の検索窓の下の部分のようにおすすめコンテンツのリンクが表示されます。

Google Discover経由で急激に流入が増えることは「Google砲」と言われています。

アンサーボックス

検索結果の上部に検索キーワードの答えを表示させる機能のことを指します。検索画面一覧の上に表示されるため、ユーザーの注目を集めますが、参照URLがないことが多く、集客には寄与しません。

まとめ

Googleのアルゴリズムについて理解をし、SERPsでうまく上位に表示させることができれば、効率よく集客できます。そのために、まずはGoogleが何を意識して上位に表示を促しているのか、また、ユーザーの真なるニーズは何なのかを理解した上で、Webページの内容やコンテンツを考え、提供していく事が最重要事項であると考えられます。客観的な視点を持ち、どのような価値を提示するのかを慎重に見極めていきましょう。

著者プロフィール
山口駿
山口駿

デジタルマーケティング企業で長期インターン中の大学生。Webライティング/新規メディア事業に携わる。主にオウンドメディアの運用、メディア事業のリリースを担当。幅広い知識とノウハウを蓄積するために日々精進しています。

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