どんなサイトでもやらないともったいない直帰率や平均PVを改善するための関連記事リンクを使う方法を紹介します。
一人あたりの閲覧ページ数を増やしたいと考えているWeb担当者の方は参考にしてください。
関連記事リンクとは?
記事のなかにあわせて読んでもらいたい他の記事へのリンクを入れることです。
内容の類似性があるものや、次に読んでもらいたい記事をあわせて読んでもらえるように提示することで、ほかのページも続けて読んでもらうことができます。
なぜ関連記事リンクを作成するのか
より多くの記事を読んでもらうためです。
関連記事がない場合、ユーザーが1記事だけ読んで離脱してしまう可能性が高まります。
求めていた情報を見つけて満足しているユーザーに対して、次の関連した情報をお知らせすれば、より多くの記事を読んでもらえます。
一般的に1ページだけよりも複数の記事を読んでもらえるほうが、滞在時間が伸び、資料請求やメルマガ登録などのサイトのゴールに到達してもらえる可能性があがります。
また、平均PVと滞在時間の改善はSEOにもプラスの効果があります。
しっかりと読んでもらえる記事を書き、読者に最後まで読んでもらい、さらにほかの記事を読んでみようかと思う気持ちになってもらうのが大切です。
それができていれば検索エンジンにも評価されて、順位があがってきます。
どのような形式で関連リンクを入れるのか
関連記事リンクをどう入れるかのパターンを紹介します。
記事下に入れる
記事を読み終わったあと目にとまる場所に、追加で読んでもらうと参考になる記事のリンクを掲載します。
これによって順番に関連した記事を読んでもらえる率があがります。
記事途中に補足として入れる
記事の途中、たとえば段落の最後に、あわせて参考にしてもらいたいページがあればその記事へのリンクをはります。
たとえば難しい用語が出てきたときに、より詳しく用語の説明をしている記事へのリンクを追加して、「詳しくはこちらの記事を参照してください」といった説明をします。
難しい内容の理解を手助けし、その段落で説明したトピックをさらに詳しく知りたい読者に別のページを参考にしてもらうのが目的です。
サイドバーに関連記事を入れる
記事下と同様にサイドバーに関連記事のリンクを入れる方法もあります。
記事下にすでに関連記事リンクが入っていて、同じリンクを入れるのは避けたいなら、全体の人気記事のランキングを入れる、同じカテゴリ内の人気記事のランキングを入れるなど、よく読まれているページを紹介するのがよいです。
具体的にどう表示させるのか
関連記事を入れるための仕組みであるレコメンドのシステムをゼロから開発するのは難しい会社も多いでしょう。
関連度を決めるルールであるアルゴリズムを決めて、それをシステムに落とし込むのはかなり時間がかかるためです。
多くのブログ、CMS(コンテンツマネジメントシステム)で関連記事のプラグインが用意されていて、それを導入すれば簡単にリンクをサイトに埋め込むことができます。システムによってはプラグインではなく、ブログパーツと表現していることもあります。
たとえばこのブログではWordpressというブログ専用のCMSをつかっていますが、関連記事を表示するプラグインとして、Post-Plugin Library、Similar Posts、WordPress Popular Postsの3つのプラグインを使っています。
プラグインは無料で使えますので、気軽に試せます。ただし、Wordpressのバージョンやテーマのデザインによっては正常に動作しないことがありますので、試す前にはバックアップを取るようにしてください。
プラグインによってはWordpressのテーマをカスタマイズしてタグを埋め込むなどしなくてはいけないので、HTMLやCSSなどの知識が必要になります。
また、Wordpressはテーマによって最初から関連記事のリンクを掲載する機能がついています。ウィジェットとして用意されていることが多いので確認してください。
かならずしも高度なレコメンドをしなくてもよいです。たとえば、同じカテゴリやタグに属している記事同士で相互に関連記事としてリンクをはりあうだけでも意味があります。
レコメンドや関連記事の表示が難しいなら、同じカテゴリやタグのついている新着記事を並べておくだけでも何もリンクがないよりはよいです。
CMSを使わずにHTMLベタ打ちでサイトをつくっている場合、毎回関連記事リンクを手動ですることになってしまいますが、なるべく入れておきましょう。
できれば、部分的にPHPなどを使って、共通部分を簡単に編集できるようにしておくと、更新の手間が減って便利です。
関連記事リンクを目立たせるために
リンクをはったら、できるだけ見てもらってクリックしてもらえるようにデザインやレイアウトを工夫しましょう。
以下は、より目にとまるようにするための案です。
- アイキャッチやアイコンなどのサムネイル画像をリンクの横に入れる
- PV、FacebookやTwitterでのいいね数、シェア数などの数を入れる
- ライターが複数いるメディアの場合、ライターの名前と顔写真をリンクに入れる
変更したときにはクリック率がどれくらいあるかをアクセス解析でチェックします。
平均PVの変化をチェックするのでもよいです。