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RPAのおすすめツールとは?導入事例とあわせて解説

RPAのおすすめツールとは?導入事例とあわせて解説

2021.04.13
この記事の著者
岩渕史郎
岩渕史郎
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RPAの導入を検討している方向けに、RPAとAIの違いやメリット・デメリットを紹介します。おすすめツールも事例とともに解説しますので、RPAで業務効率化したい人はぜひ参考にしてください。

RPAとは

RPAとは、人間の業務をロボットに代行してもらうことです。請求書のデータ入力や顧客情報の管理といった決まった手順で行う業務を、ロボットを用いて自動化していきます。直感的な操作でシステムを構築できるため、プログラミングのスキルも必要ありません。業務上さまざまな変更が必要になったときでも、ロボットが自発的に問題を解決してくれます。クリエイティブな作業が必要ないルーティンワークがあれば、RPAによって業務効率化できる可能性が高いです。

RPAとAIの違い

RPAとAIの違いは、機械学習の有無です。RPAは決められた手順をもとに作業を行えますが、自らの意志でやるべき業務を選択できません。一方、AIは作業中に機械学習を行い、必要な業務を取捨選択できます。RPAとは異なり「判断できる」という点が大きな特徴です。AIを「脳」、RPAを「手」と考えると分かりやすいでしょう。RPAとは異なり、AIの領域をもつのは「EPA」と「CA」です。

RPAのメリット

RPAを導入することで様々なメリットを受けられます。
今回は、特に大きなメリットを4つ解説します。

生産性の向上

RPAを導入することで、クリエイティブでないルーティンワークがなくなり生産性が向上します。たとえば顧客データをエクセルに反映する業務は「SFAにログイン→顧客データをコピー→エクセルを開く→エクセルにペースト」という作業が必要ですが、RPAを導入することで大幅にカットできます。

コスト削減

RPAは24時間365日休みなく稼働するため、人件費や残業代、社会保険や教育コストといった人事コストの削減に繋がります。たとえば月給20万円の社員を3人雇った場合は、月60万円の人件費が必要です。しかしRPAを導入して雇うべき社員が1人になったとすると、1/3のコストカットを実現できます。RPAの導入コストにもよりますが、長期的に大幅なコスト削減に繋がります。

ヒューマンエラーの減少

RPAは決められた手順でしか稼働しないため、ヒューマンエラーを発生させません。注意すべきなのは、ヒューマンエラーよりも防止しやすいロボット独自のエラーです。人間の場合は感情や思い込み、疲労などによって、予期せぬミスを起こす可能性があります。

人材不足の解消

RPAを導入すると、ロボットによる24時間労働が可能となり人手不足も解消されます。少子高齢化が社会問題になっている我が国では特にメリットを感じるでしょう。RPAによって空いた人的リソースは、戦略立案などロボットで代行できないクリエイティブな業務に集中できます。

RPAのデメリット

RPAの導入はメリットだけではありません。一歩間違えるとビジネスに大きな影響を与えてしまいます。RPAを導入する際は、必ず押さえておきたいデメリットを2つ解説します。

障害時の業務停止

RPAはシステムによって稼働するため、障害発生時に業務そのものが停止してしまう可能性があります。サーバーが処理しきれない動作を行った場合は、データ消失も起こりうるので注意が必要です。

RPA導入時は、処理能力の余裕のあるサーバーを用意し、業務停止を未然に防ぐ環境を構築しましょう。障害発生時に備えて、復旧やメンテナンスを行える専門チームをもつことも大切です。

情報セキュリティのリスク

RPAもロボットですので、悪意のある第三者からネットワーク攻撃を受ける可能性があります。システムの脆弱性を狙われると、情報漏洩する危険性があるため注意が必要です。

RPA導入時は、人間の担当者にロボットを管理する特権を付与するなどして、情報漏洩防止に努めましょう。情報セキュリティ体制は、導入前に構築しておくことをおすすめします。

人気のRPAツールと導入事例

人気の高いRPAツールを3つ紹介します。

WinActor

  • 価格:詳細はお問い合わせが必要です。
  • 無料トライアル:詳細はお問い合わせが必要です。

WinActorは、NTTグループが研究・開発したRPAツールです。Office製品やERP、OCRなど、Windows上で稼働するさまざまなツールと連携できます。シンプルで扱いやすいGUIが搭載されており、操作するのにプログラミングのスキルも必要ありません。国産ツールですが英語版も用意されており、グローバル展開をお考えの人にもおすすめです。

RPAツールとしての実績が豊富で、企業のみならず公的機関でも活用されています。人口375万人以上を誇る横浜市では、煩雑な事務処理を効率化するために、WinActorを導入し、OCRツールと連携させました。これにより事務処理が効率化され、月の残業時間を500時間削減することに成功しました。

WinActorの最新情報に関しては公式サイトにてご確認ください。

UiPath

  • 価格:詳細はお問い合わせが必要です。
  • 無料トライアル:60日間

UiPathは、AIによる導入サポートが可能なRPAツールです。最初からシステムを構築する必要がなく、スモールスタートから徐々に機能を拡張できます。無料トライアル期間が長いため、お試しで利用したいという人にもおすすめです。「UiPathアカデミー」という無料オンラインサービスでは、RPAの運用に必要なスキルを学べます。

第三者機関からの評価が高く、国内大手企業への導入率も高いです。国内大手のコンビニエンスストア「ファミリーマート」では、人手不足による業務過多を解消するためにUiPathを導入し、20~30人規模の人的コスト削減に成功しています。

UiPathの最新情報に関しては公式サイトにてご確認ください。

Blue Prism

  • 価格:詳細はお問い合わせが必要です。
  • 無料トライアル:30日間

Blue Prismは、AIを用いた最新テクノロジーとも連携できるRPAツールです。アマゾンウェブサービス(AWS)やMicrosoft Azureといった大手クラウドコンピューティングサービスも利用できます。インストール型のRPAとは異なり、サーバー上での集中管理も可能です。日本航空株式会社では柔軟なワークスタイルへの移行に際し、Blue Prismを導入したところ、年間6万時間もの業務削減に成功しています。

Blue Prismの最新情報に関しては公式サイトにてご確認ください。

まとめ

RPAは、単純作業のルーティンワークを自動化するツールです。請求書の管理や顧客情報の入力といったパソコン上で行える業務を効率化できます。コスト削減やヒューマンエラーの減少などメリットが多いので、業務効率化をお考えの人はぜひご検討ください。

著者プロフィール
岩渕史郎
岩渕史郎

宮城県出身東京在住24歳。 現在SNSの運用やセールスの領域でお仕事しています!

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