SEOではコンテンツの質が重要だと散々言われていますが、「質」とはいったい何を指しているのでしょうか?また、検索エンジンはどのような指標を計測して質を判断しているのでしょうか。「ユーザー満足度を上げればSEOは成功する」という話だと抽象的で何をすればよいかわかりませんよね。ユーザー満足度をあらわす指標を決めて、それらを改善することがユーザー満足度を高めることであると仮定すれば具体的な行動に落とし込めます。
目次
SEOコンテンツの質とは?
ユーザーが満足するコンテンツのことです。「ユーザーが満足する」とはどのようなことを指すかというと、以下のようなものがあります。
- 探していた情報を発見して、読んで納得して調べ物を終えた
- 購入や予約や申込みなど目的としていたタスクを達成した
- 暇つぶしを目的として何ページも順番に読んで楽しんだ
検索されるキーワードによって検索した目的(検索意図)は異なっており、満足するために必要な情報も変わります。
これらを達成するためには以下のようなことが必要です。
- 検索意図にあったコンテンツを用意している
- ほかのページと比べて情報価値が高い
- 図表・イラストや動画など理解を助ける要素がありわかりやすい
- 表示速度が早くストレスなく閲覧できる
- デザインがよくて読みやすい
SEOコンテンツの質を検索エンジンはどう判断しているのか
検索エンジンは以下のような指標で満足度を測ることができます。
- 検索結果でのページごとのクリック率
- 検索結果でクリックせずに検索しなおした率
- 直帰率
- Webサイトに訪問してから検索結果に戻ってくるまでにかかる時間
- 検索結果に戻ってきたあとに別のページをクリックした率
- 検索結果に戻ってきたあとに同じ意図でキーワードを変えて検索した率
- 検索結果に戻ってきたが、まったく違う意図のキーワードで検索した率
ユーザーの満足度を改善する方法
表示速度を早くする
- AMPに対応する(もうすぐ意味がなくなる可能性もあるので、これから作るサイトは要検討)
- 画像をWebPに対応する。圧縮する
- 余計なファイルを読みこみしない
- 使っていないツールのJavascriptなどが残っている場合は整理する
- Googleタグマネージャーでまとめる
ファーストビューの見せ方を変える
- タイトルからひと目で探している情報があることがわかるようにする
- 書き出しでどんな情報を得られるのか、結論含めて書く
- 見出しを目次として書き出しのあとに表示させて、見出しを読むだけで記事の全体像がわかるようにする
コンテンツの中身を変える
- 検索意図への回答になる確率が高そうな情報を上のほうに書く(まったく同じキーワードでも多数の検索意図があります)
- 取材や実験をして、ほかで扱っていない独自の情報を書く
- 著者や監修者のプロフィールを掲載して、信頼できる人が関与していることを伝える
コンテンツの伝え方を変える
- 次を読みたくなるような見出しをつくる
- 図、表、イラスト、写真などを入れてわかりやすくする
- テキストの囲いや背景色を設定したり、文字サイズなどを変更したりして読みやすくする
読んだあとにすることを伝える
- 読んだあとにしてもらいたいことを決めて、フォームをページ下に設置する
- 次に読んでほしいページや関連したページにリンクを貼る
- 電話番号などの連絡先を目立たせる
- CTAの設置場所を増やす、目立たせる(オファーの種類は増やさない)