ご相談・お問い合わせ
平日 9:00-18:00

顧客ニーズに合わせたコンテンツの作り方

顧客ニーズに合わせたコンテンツの作り方

2020.07.09
この記事の著者
橋本 直矢
橋本 直矢
記事一覧

皆さんはコンテンツを作成する時に「顧客ニーズ」を意識していますか?

「顧客ニーズ」が重要だと言うことは分かっていても、実際のコンテンツにどのように反映させればいいか分からないと言う方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は簡単に「顧客ニーズ」に合わせたコンテンツを作成する手順を具体的にお伝えする記事を作成しました。是非この記事を読んで「顧客ニーズ」に合わせた記事を作ってみてください。

ステップ1: コンテンツを作る目的を明確にする

コンテンツを利用した集客は方法の一つであって、重要なのは「結果的に何をしたいのか」です。

「売り上げを伸ばす」
「認知度を上げる」
「既存のお客様にサービスをより知っていただく」

などメディアによってそれぞれ目的が異なるため、コンテンツ作成の目標を明確にすることが重要です。多くの企業では「売り上げを伸ばす」ことを目的としてメディア運用を行っているため、コンバージョン数や、成約数などの「売り上げを作る部分」が目標となります。
実際には、メディア単体で事業化されて場合や、広告としてPV数を販売するメディアなどもあり、コンバージョンが必ずしも目的ではない場合もありますが、今回はコンバージョン数や成約数を伸ばすことが目的であると仮定して話を進めます。

ステップ2: メディアの方向性を定める

「どんな人に向けて書くのか」、これが明文化されていないオウンドメディアを運用している会社が多いです。あとよくあるのが、ターゲットが広いためどうしたらいいか分からないパターンです。
ターゲットが広すぎると、メディアの方向性がぶれてしまいます。
例えば、靴だったら子ども向け、女性向け、ビジネス用などターゲットが多く、どう設定すればよいのか、といった内容です。
そういった場合、ターゲットが絞れなくともメディアの方向性は一つに絞れるはずなので、そこをしっかりと定めることがおすすめです。
例えば、靴に関して「より履き心地のいい靴を紹介するメディア」「シーンに合わせた靴の楽しみ方を提案するメディア」など方向性やターゲットを決定することが重要です。

ステップ3:ペルソナを定める

ペルソナとは実際にサービスを利用する個人を具体的にイメージしたものです。
これをつくることで、読み手のイメージが明確になり、書くライターや制作を進行するディレクター、もしくは会社自体がメディアを捉えたときのイメージというのが、統一されていくようになります。
ペルソナに関しては、実際のデータを基に作っていくことが重要となります。
ユーザーをイメージするよりは、お客さまにインタビューしてみて実際どんな方がメディアを見ているのか、どんな方が商品を利用しているのかといったことを調べた上で作成することがおすすめです。
また、Webサイトのアクセス解析を行い、年齢層やアクセスする時間帯、使用デバイスなどのデータをもとに人物像をある程度絞ることもできます。

ペルソナの作成方法に関しては以下の記事で詳しく解説しています。


記事作成に重要な「ペルソナの作り方」〜読み手の心を動かすための方法〜

ステップ4: ユーザーニーズを検索結果から読み取る

「どういった意図で自社のメディアやコンテンツに来てほしいのか」ということを考えてコンテンツを設計していくことも重要です。

世代や国によって変わるものの、今までは「検索エンジンでどのように検索されているのか」が重要でしたが、最近はSNSやアプリなどで検索される比率がどんどん高まっています。

例えばタイでは、Facebookが非常に普及しており、ブラウザの検索エンジンよりFacebookの検索欄を頻繁に利用しているという層も存在しています。

日本国内においても、「企業が出している文章は信頼できないので、一般ユーザーのコメント内容を信じたい」というニーズがあり、TwitterやInstagram、Facebookなどで直接検索されることが増えてきています。

とくに購買行動でその動きが顕著であり、例えばAmazonなど特定サイトを利用して買い物をする方の多くは商品名などをわざわざ検索エンジン経由で調べずに直接Amazon内で検索する傾向が強いです。

もちろん、こういった場所で検索されるキーワードも、どんなコンテンツ作成の参考になります。

キーワードの具体的な調べ方は以下の記事でも解説しています。


【保存版】SEOキーワード調査の方法【利用ツールも紹介】

ステップ5: キーワードの整理して優先順位を付けける

また、さまざまなキーワードがある中で、自社がコンテンツを作る際の取捨選択も必要になります。
リソースや予算が豊富な企業の場合、とりあえず全部着手することも可能ではありますが、そうはいかないのが実情です。
自社サービスの強みや成約につながるキーワードを選定し、どこから着手するかの優先順位を付けましょう。迷った時はコンバージョンに近いキーワードを選びましょう

ステップ6: 記事の執筆を行う

キーワードが決まったら記事を執筆していきましょう。記事を書く際はステップ5で決めたキーワードとステップ3で作ったペルソナを参考にしながらまず構成案を作成します。構成案を作成する際にはそれぞれの段落でユーザーに何を伝えたいのかを意識して作成しましょう。構成案を作成したらそれに合わせて実際にコンテンツの作成を行います。

まとめ

顧客のニーズに合わせたコンテンツを作成するためには事前準備をしっかりと行うことが必要です。今回紹介した手順を参考にして顧客ニーズに合った記事を是非作ってみてください。

著者プロフィール
橋本 直矢
橋本 直矢

メディアディレクター/SEOコンサルタント 雑誌広告、ECなど紙媒体とデジタル双方でリッチコンテンツの制作に10年以上携わりました。出版社の紙媒体からデジタル媒体への移行や、採用系メディア、医療、IT、金融、投資など幅広いメディアのディレクションを担当しています。

コンテンツマーケティング支援サービス 資料請求はこちらから

page top