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503 service temporarily unavailableの原因と解決方法を解説

503 service temporarily unavailableの原因と解決方法を解説

2021.04.27
この記事の著者
岩渕史郎
岩渕史郎
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Webサイトを運営していると、503 service temporarily unavailableと表示されページを閲覧できなくなったことはないでしょうか。このエラーはサーバーに問題が起きると発生するため、早急な対策が必要です。503 service temporarily unavailableの原因と解決方法について解説します。

503 service temporarily unavailableエラーとは

503 service temporarily unavailableエラーとは、サーバーがWebサイトを表示できなくなるエラーのことです。サーバーへのアクセスが集中し、読み込み速度が遅延した場合に発生します。サーバー側の処理工程に問題が生じているため、訪問者側で対処できることはありません。

503 service temporarily unavailableエラーによる影響

503 service temporarily unavailableエラーへの対策をせずに放置すると、Webサイトのアクセス数が下がり、コンバージョン率も低下します。広告がクリックされないため、クリック報酬型広告の収益も発生しません。ECサイトを運営している場合は、商品やサービスがまったく売れなくなります。

503 service temporarily unavailableエラーが発生するメカニズム

503 service temporarily unavailableエラーは、Webサイトが表示される一連の流れの中で発生します。訪問者がWebサイトにアクセスしてから画面上にコンテンツが表示されるまでの流れは、以下の通りです。

  1. サイトの訪問者がWebサイトにアクセスし、サーバーにデータリクエストを送信
  2. Webサーバーがリクエストに必要なデータを取得
  3. 取得した結果をリクエストした訪問者側に返却
  4. .画面上にWebサイトのコンテンツが表示

Webサイトを表示するには訪問者側のデータリクエストに応じて、サーバー側が結果を返却する必要があります。このデータリクエストの数が多くなったときに発生するのが、503 service temporarily unavailableエラーです。リクエストの数が多くなるとサーバー側が結果の返却が困難だと判断し、503のエラーコードを発信します。

503 service temporarily unavailableエラーの対策・解決方法

503 service temporarily unavailableエラーの発生メカニズムを理解できたところで、具体的な対策法や解決法を見ていきましょう。ここではawsサーバーを運用した場合を想定して、一時的な解決方法や恒久対策について解説します。

サーバー再起動する

一時的に503エラーが発生する場合は、サーバーの再起動で解決する可能性があります。複数のサーバーを使っている場合は、すべてのサーバーを再起動させましょう。

サーバーの性能を強化する

503 service temporarily unavailableエラーは、サーバー側がデータリクエストを処理できないのが原因です。そのため共用サーバーから専用サーバーに切り替えたり、サーバー会社を変えたりしてサーバーの性能を上げることが、有効なエラー対策となります。一度にリクエスト処理できるリソース量を増やすことが大切です。

ファイアウォールの設定を修正する

ファイアウォールの設定によっては、リクエストの内容がサーバーへの攻撃とみなされることがあります。ファイアウォールがリクエストをブロックしていないか確認し、問題があった場合は改善しましょう。

ソースコードをチューニングする

HTMLやCSS、JavaScript(JQuery)、PHPなどのソースコードが冗長だったり、無駄が多かったりすると、プログラムの読み込みに負荷がかかり503エラーが発生しやすくなります。自社ソースコードの内容を確認し、必要に応じてチューニングしましょう。以下のツールを利用すると、ソースコードの質をチェックしやすくなります。

Online JavaScript/CSS/HTML Compressor

リクエスト数を減少させる

リクエスト数はCSSや画像の量に依存するため、よく使うCSSや画像は一つにまとめておくことをおすすめします。CSSや画像を読み込む量が減ると、リクエスト処理の工程が減り、読み込み速度も向上します。

高性能なレンタルサーバー

サーバーの変更を検討する際におすすめの高性能レンタルサーバーを紹介します。

XServer

XServerは、20年近くの実績をもつ老舗レンタルサーバーです。データリクエストの大容量処理を可能としたWebサーバー「nginx」を利用しており、安定した環境でWebサイトを運営できます。10日間の無料お試し期間があるため、初めて利用する人にもおすすめです。サーバー稼働率は驚異の99.99%以上を記録しています。

  • 初期費用:無料
  • X10プラン(990円~/月、転送量4.5TB/月)
  • X20プラン(1,980円~/月、転送量5.4TB/月)
  • X30プラン(3,960円~/月、転送量6TB/月)

最新情報は公式サイトにてご確認ください。

ConoHa WING

ConoHa WINGは、サーバーの応答速度に定評があるレンタルサーバーです。レンタルサーバーとしては珍しくアプリケーションが開発されているため、スマートフォンからサーバーの稼働状況を確認できます。初期費用が無料で、月額費用も良心的な価格です。503エラーの対策には、サーバー負荷につよいリザーブドプランの利用をおすすめします。

  • 初期費用:無料
  • ベーシック(931円/月、転送量27TB/月)
  • スタンダード(2,145円/月、転送量36TB/月)
  • プレミアム(4,290円/月、転送量45TB/月)
  • リザーブドプラン(1,320円/月、転送量27~45TB/月)

最新情報は公式サイトにてご確認ください。

ロリポップ

ロリポップは、GMOペパボ株式会社が提供するレンタルサーバーです。WordPressのインストールやバックアップなど、Webサイト運営に必要な機能を一通り揃えています。低価格で利用できるため、小規模サイトの運営におすすめです。503エラーの対策には、Webサーバー「LiteSpeed」を搭載したハイスピードプランの利用をおすすめします。

  • 初期費用:1,650円(ハイスピードプランは無料)
  • エコノミー(110円~/月、転送量1.5TB/月)
  • ライト(275円~/月、転送量3TB/月)
  • スタンダード(550円~/月、転送量6TB/月)
  • ハイスピード(550円~/月、転送量18TB/月)
  • エンタープライズ(2,200円~/月、転送量24TB/月)

最新情報は公式サイトにてご確認ください。

まとめ

503 service temporarily unavailableエラーは、データリクエストをサーバーが処理できないときに発生します。サーバー性能の強化やソースコードの軽量化、ファイアウォールの設定などを行いしっかりと対策しましょう。高性能なサーバーを利用して、安定した環境でWebサイトを運営してください。

著者プロフィール
岩渕史郎
岩渕史郎

宮城県出身東京在住24歳。 現在SNSの運用やセールスの領域でお仕事しています!

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