「ホームページを無料かつ簡単に作りたいけれど、サービスが色々ありすぎてどれを選んだらいいのか分からない…」とお悩みではありませんか?無料でホームページを作ることのできるサービスはたくさんありますが、どれが自分に合っているか分からない場合もあるでしょう。
「試しに使ってみたけれど、思ったのとは違った…」という経験をした人もいるかもしれません。本記事では、無料かつ簡単にホームページが作れるサービス6つを、サービスの特長やサポート体制などと合わせて紹介します。
また、実際にホームページを作成するうえで知っておきたい手順や、ホームページ作成で気を付けたいポイントも記載しました。本記事がホームページ作成の一助になれば幸いです。
目次
ホームページ作りの手順を確認しよう
オーソドックスなホームページ作りの手順は、以下の通りです。
- ホームページの目的・ボリューム(ページ数やメニュー項目など)の設定
- サーバーの確保・素材(ロゴ画像や写真、テキスト原稿など)の調達
- ホームページ作り
- 公開・運用
数ページ程度のホームページでも、数千ページにもなるポータルサイトでも、ほぼ同じ工程で作成します。「簡単にホームページが作れる」と紹介されているサービスの多くは、1~4の工程のうち、主に2と3の工程を楽にしてくれるものです。
もう少し具体的に説明すると、ホームページのデータを預かってくれるサーバーがあり、デザインやコーディングが既に済んでいるテンプレート(ひな型)も用意されています。たいていは、こうしたセットが無料で提供されていて、会員登録するだけで使うことが可能です。
注意!サービス選びの前にやっておきたい2つのこと
早速サービス選びに取り掛かりたい人もいるかもしれません。しかし、少し待ってください。最初に、やっておきたい2つのことがあります。1つは工程1の「ホームページの目的・ボリューム(ページ数やメニュー項目など)の設定」、もう1つは「ラフ設計」です。
1.まず、ホームページの目的・ボリュームの設定を行おう
簡単にホームページが作れるサービスでは、すぐに使えるテンプレートが用意されていることをお伝えしました。つまり、会員登録を済ませた後、最初に頭を悩ませる作業は「テンプレート選び」になることが多いでしょう。
しかし、ホームページの目的を設定せずに好みのままテンプレートを選んでしまうと、必要な機能がつけられない、カスタマイズが大変になるなどの問題が発生しかねません。テンプレートや文字の色など、デザインに関することは後から決めても問題ないため、先にホームページの目的を明確にし、必要な設定を行いましょう。
また、自分にとって必要なテンプレートがあるかどうかは、サービス選びのポイントの1つでもあります。「せっかく登録したのに目的にそぐわず使えなかった…」なんてことにならないよう、しっかり準備しましょう。
ホームページの目的って?
ホームページの目的とは、ホームページを作成することによって自分が得たい結果です。
例を挙げてみましょう。
- ホームページで集客したい
- ホームページで自分の作ったものを売りたい
- ホームページで自分たちの活動をアピールしたい
これらの目的によって、ホームページのデザインや掲載内容は異なるでしょう。
続いてやりたいボリュームの設定
ホームページにどのくらいの情報を載せたいのかを検討しましょう。
テンプレートによっては、メニュー項目に制限がある場合もありますし、ホームページ作成サービスによっては、ページ数によって料金が変わるところもあります。
ホームページ作成の目的を思い出しつつ、
- 何をアピールしたいのか
- アピールのためには何をどのくらい載せたらよいのか
- どのくらいのボリュームなら読んでもらえそうか
などを検討するとよいでしょう。
2.サービス選びの前にやっておきたいラフ設計
「1.ホームページの目的・ボリューム設定」という作業をプロに頼む場合は、Webディレクターが請け負ってくれます。その場合は、「こんなページを作ってこう使いたい」とリクエストを出すだけで済みますが、自力で行う場合は自分自身が「Webディレクター」にならねばなりません。初心者にはなんだか難しそうですよね。しかし、大丈夫です。
チラシの裏などでかまわないので、手描きで自分が作りたいホームページをラフスケッチしてみましょう。まず、チラシの裏にホームページをイメージした四角い枠を描きます。続いて以下の2点を配置してみましょう。
- 必要なメニュー項目
- ホームページに掲載したいコンテンツ(地図、動画、プロフィール写真など)
これだけでも、ホームページの完成図がつかみやすくなります。この作業は「ワイヤーフレーム」と呼ばれるもので、プロのWebディレクターも行う作業です。
今回行うことはプロのまねごとですが、この作業を行うだけで作りたいホームページの形がより明確になることでしょう。全然アイディアが出てこないという場合には、同業者のホームページを参考にするのも1つの方法です。
初心者でも簡単!無料でホームページを作れるサービス6選
ベーシックなサービスが無料で使えて、Webコーディングやデザインの知識がなくても、簡単にホームページが作れるサービスを6つ選びました。初心者にとって使いやすいかどうかのポイントとして、「サポート体制」や「SNSとの連携」もまとめましたので、サービス選びの参考にしてください。
Wix(ウィックス)
出典:https://ja.wix.com/
Webサイトビルダーとして有名なWixです。海外のサービスですが、日本語対応しているので問題なく使えるでしょう。会員登録後は、すぐテンプレートを選ぶことができます。ベースとなるテンプレートデザインを選んだ後は、使い方の動画が日本語音声と共に流れるため、初めての人でも編集のイメージが湧きやすいでしょう。
テンプレートは、個人向けからビジネス向けまで充実しています。デザインテイストはやや海外風ですが、ランディングページ(1ページだけのPRサイト)用のテンプレートなどもあり、用途に応じたページを作ることができるでしょう。
〇無料プランには広告表示あり
〇サポート体制:基本的にはWebマニュアルやFAQを参照して自己解決(内容は充実)
〇その他の特徴:SNS連携可・独自ドメイン可(有料プラン)・ネットショップ可(有料プラン)
Jimdo(ジンドゥ)
出典:https://jp.jimdo.com/
ドイツ発のサービスですが、全て日本語に対応しています。会員登録が済むと、対話形式で作成を誘導してくれるほか、「レイアウトは後からでも変更できます」など、ちょっとしたコメントに初心者への親切が感じられるでしょう。豊富なテンプレートに、個人向けでも使いやすそうなレイアウトもJimdoの魅力です。また、直感的な操作性は初心者にもやさしく、利用しやすいといえます。
〇無料プランには広告表示あり
〇サポート体制:基本的にはFAQやフォーラムを検索して自己解決(内容は充実)。それでも解決できなかった際はメールフォームも用意されています。
〇その他の特徴:SNS連携可・独自ドメイン可(初年度無料)・ネットショップ可(無料)・日本語フォントが選べる有料プラン有
Ameba Ownd(アメーバ オウンド)
アメブロでお馴染みの、株式会社サイバーエージェントが提供している無料ホームページ作成サービスです。
使い方も簡単で、会員登録を済ませたらテンプレートを選んでいきます。対話形式で誘導してくれるので、初めての人でもさほど難しくはないでしょう。テンプレートの充実は今後に期待したいところですが、全体的にオシャレなイメージです。
〇無料プランには広告表示あり
〇サポート体制:メールフォーム問合わせ可
〇その他特徴:SNSとの連携可・独自ドメイン可(無料)・ネットショップ可(無料)
Webnode(ウェブノード)
出典:https://www.webnode.jp/
Webnodeは世界中で利用されているウェブサイトビルダーで、日本語にも対応しています。会員登録を済ませると、対話形式でホームページ制作が進んでいきます。テンプレートも揃っていて、編集は直観的に操作できるので初心者の人でも使いやすいでしょう。また、無料でも広告非表示であるため、サイトデザインにこだわりたい人にとってはうれしいサービスといえます。
難点をあげるとすれば、無料プランでの制限が多いことでしょうか。例えば、コンタクトフォームが使えない、ネットショップには対応していないなどです。しかし、これらのサービスが不要なのであれば、問題ないでしょう。なお、有料プランにはデータのバックアップなど魅力的なサービスもあります。まずは無料で使ってみて、気に入ったら有料にしてみるのもよいかもしれません。
〇無料プランでも広告表示なし
〇サポート体制:メールフォームでの問い合わせ・メールでの問い合わせ
〇その他特徴:独自ドメイン可(有料)
BiNDクラウド(バインドクラウド)
出典:https://bindcloud.jp/
BiNDクラウドは、株式会社 デジタルステージが提供するWeb上で使えるホームページ作成サービスです。BiNDクラウドの特徴は、「質問に答えるだけで自動的にホームページを作ってくれる」機能でしょう。
目的や好みの色などの質問に一通り答えるだけで、自動的にホームページ作成が開始、ホームページができ上がるまでの待ち時間には、動画でホームページの編集についてのレクチャーについて知ることができます。
試しに作成してみましたが、完成したホームページは、デザイン・内容ともによくできていて驚きました。残念な点をあげるとすれば、でき上がるまでに少々待ち時間がかかること、カスタマイズ画面が初心者には少々難しいことでしょうか。
また、BiNDクラウドが無料で使えるのはエントリーコースの初年度のみです。2年目以降は有料ですが、税抜き480円/月と比較的安価で利用できます。
〇無料期間中は広告表示あり
〇サポート体制:メールフォーム(ただし無料期間中は使用不可)
〇その他特徴:無料でオンライン講座を受講できる
ペライチ
最後に、少し変わったサービス「ペライチ」をご紹介します。「ペライチ」は、ランディングページ(ある製品やサービスなどのPRや販売のために専用に作ったページ)に特化したホームページ制作サービスです。
「だれでもあっという間にホームページが作れます」とうたっているだけあって、本当にあっという間に実用的なページを仕上げて公開できます。テンプレートのラインナップも実用性重視です。オシャレ、クールなテンプレートを求める人にはもの足りないかもしれません。また、無料で利用できるのは1ページまでである点にも注意が必要です。
〇無料プランには広告表示あり
〇サポート体制:自動チャットサービスおよび、メールフォームでの問い合わせ可
〇その他の特徴:SNSとの連携可・独自ドメイン可(有料)・アクセス解析可(無料)
しっかり準備をしたら、さっそく作ってみよう
無料で簡単にホームページを作れるサービスを6つご紹介しました。しっかり準備を整えたら、さっそく作ってみましょう。今回取り上げたサービスは、どれも簡単にできるものです。しかし、初めて利用するサービスやツールには戸惑うこともあるかもしれません。そんなときは、ホームページ作成作業で悩んだら、サポートやマニュアル、オンライン講座などを活用してみましょう。
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