ライター初心者として、新しく理解すべき用語はたくさんあります。本記事では、そのなかのひとつである「アイキャッチ画像」について、基本知識や選定する際のコツを解説します。効果的なアイキャッチ画像を選定し、記事を多くの人に読んでもらえるようにしましょう。
目次
アイキャッチ画像とは
アイキャッチ画像とは、「目」を意味する「アイ」と「つかむ」という意味の「キャッチ」からなる言葉で、人の注意を引き付ける画像を指します。タイトルとともに、記事本文の最初に挿入されるのが一般的です。
画像は、テキストよりもユーザーに視覚的な情報を伝える効果があります。そのため、ユーザーが興味を持つようなアイキャッチ画像を掲載することで、ブログ記事や商品ページなどを読んでくれる可能性が高まります。
また、近年多くの人が利用しているSNSでリンクをシェアする際に表示される画像とも大いに関連しており、ライターとして仕事をするうえでアイキャッチ画像に対する理解は欠かせません。
アイキャッチは「読者さんの興味を引く」ために重要
アイキャッチ画像は、単に見栄えがいいから挿入するのではなく、読者の興味を引く役割があります。アイキャッチ画像次第で、ブログのクリック率やサイト上の滞在時間が左右されることもしばしばです。店舗などに置き換えて考えてみると、アイキャッチ画像はお店における入り口の装飾のようなイメージです。入り口の雰囲気などによって、お客さんがお店に入るかどうかが左右されます。
また、TwitterやFacebookなど、SNSにリンクを貼ると同時に画像も表示されます。この画像は、必ずしもアイキャッチ画像と同一とは限りませんが、そのSNS投稿を見た別のユーザーがアクセスするかどうかは、画像次第で変動するでしょう。
あるいは、記事にアクセスした際、タイトルなどからイメージした内容と、冒頭のアイキャッチ画像の印象に乖離があれば読者は離脱する可能性もあります。それくらい、アイキャッチ画像が果たす役割は大きいのです。
アイキャッチを選ぶポイント
続いて、アイキャッチ画像を選定するポイントについて具体的に解説します。アイキャッチ画像はユーザーの注意を引くことが目的であるため、基本的には目立つことが重要です。しかしユニークであるだけでなく、以下のようなポイントも押さえておく必要があります。
記事の内容にあった画像を選ぶ
第一に、記事の趣旨にマッチしている画像を選定することです。記事の内容とアイキャッチ画像に関連性がないと、ユーザーが混乱して最悪の場合サイトから離脱してしまいます。あるいは、記事の内容に興味を持たないかもしれません。
読者が興味を持って記事を読み進められるよう、まずは記事の内容に即したアイキャッチ画像を選定しましょう。
アイキャッチのサイズに気を付ける
意外と見落としがちなポイントは、アイキャッチ画像のサイズです。あるいは「解像度」と考えると分かりやすいかもしれません。サイズが小さく、粗い画像だと読者の目に止まりづらくなります。
逆に、サイズが大きすぎると、読み込みに時間がかかってしまいます。これはユーザビリティの観点で望ましくありません。基本的には横長の画像で、1200px×630pxのサイズがおすすめです。ただし、クライアントやサイト運営者などによって基準とするサイズは異なる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
クライアント側から指示がある場合は、それに従う
依頼を受けて記事を書いている場合、アイキャッチ画像に関してもクライアント側から要望や指示が入ることもあります。ライターとして仕事を始めたばかりの場合は、特にクライアントからの依頼に基づいて記事を作成しなければならないことが多いでしょう。
一般的な指示内容としては、風景はNG、あるいは風景のみOKなどが考えられます。せっかく良さそうな画像を自身で探しても、クライアントの要望に反していれば認められず、探した時間が無駄になってしまいます。クライアントからの指示がある場合は、それを優先することが重要です。
悩んだときは、「好印象」を与えられる写真を選ぶ
画像の好みは人によるので、規定に沿っていれば正解・不正解はありません。そのため、感覚に頼りながら画像を探すことも多いでしょう。結果、画像選定で悩む人も多いかもしれません。
その場合は、人の注意を引く「3Bの法則」、つまり「美人(Beauty)」「赤ちゃん(Baby)」「動物(Beast)」をテーマに探す、もしくは人の心を癒す風景の写真を探すのが有効です。基本的には、読者に「好印象」を与えられるような画像を意識して選ぶと良いでしょう。風景の画像は、まさに読者に好印象を与える典型的な例です。画像選定で悩んだら、これらのテクニックの活用も検討してください。
ただ、注意点としてクライアントからの要望や指示を優先することは忘れないようにしてください。
また、少し応用的な内容で、アイキャッチ画像に文字を入れると記事の趣旨がより伝わりやすくなります。ライター初心者であるならば、ここまでの作業を行うケースは少ないかもしれませんが、選定した画像に文字を入れるなどの加工も効果的であることを頭の片隅に入れておくと良いでしょう。
アイキャッチ画像を選ぶときに知っておきたい「OGP」とは
アイキャッチ画像の基本を押さえ、選定を行う際に知っておくべきポイントのもうひとつが「OGP」です。OGPは”Open Graph Protocol”の略語で、TwitterやFacebookなどのSNS、LINEといったメッセージサービスにおいて記事のリンクが共有された際、その記事のタイトルや概要、および画像を簡易的に表示させる仕組みです。
SNS時代と呼ばれる今、SNSでリンクがシェアされる機会が増えています。そのため、OGPで表示される画像やタイトルがユーザーの興味を引くうえで重要になります。
アイキャッチとサムネイルの違いとは
OGPの理解を深めるには、アイキャッチとサムネイルの違いを理解するのが効果的です。簡単にいえば、サムネイル画像はアイキャッチ画像の縮小版にあたります。
アイキャッチはページ内で目立たせる画像であるため、ある程度大きなサイズになります。一方、サムネイル画像は記事一覧ページやOGPなどで表示される画像で、サイズとしては小さくなります。よって、アイキャッチ画像を選ぶ際は、サムネイルとして小さいサイズでWebページに表示されても目立つような画像を選定すると良いでしょう。
縦横比については、アイキャッチが基本的に横長であるのに対して、サムネイルとして表示される際は縦横比4:3あるいは正方形で表示されるケースもあります。よって、この点も踏まえてアイキャッチ画像を選定し、文字などを入れる際はサムネイルになっても見切れないように注意が必要です。
Webの記事を執筆するときは、文章の良し悪しはもちろんユーザーの目を引く適切なアイキャッチ画像を選ぶことが重要です。アイキャッチ画像はアクセス数や離脱率に影響します。
アイキャッチ画像を選ぶときは、クライアントの要望を優先し、なおかつ読者の興味を引き、記事の内容に即した画像を選定するようにしましょう。迷ったときは「3Bの法則」を意識するのがおすすめです。そのうえで、SNSでシェアされるケースも踏まえ、縦横比やサイズにも注意してください。
あわせて参考にしてください。
アイキャッチ画像とは?意味と重要性を解説
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